よく「
アロマテラピーで体質改善」とか聞きますし、私も言います

でもこれって、一体どういうことなの? って、多くの方が思われているのは?と思います。
実際説明しようと思うと、とっても専門的な作用機序ですし、ある程度の生理学を理解されたうえで説明をしないと却ってわかりにくいかと…

しかし、アロマテラピーの良いところは、精油という素晴らしいツールがあること

論より証拠で実践してみたら、実感してもらえると言うこと

NARDアロマアドバイザーコースでは、テキストが何度変わっても「
ヒポクラテスの体質改善テスト」と「
体質改善オイル」のレッスンは残っています。
ヒポクラテスは、これまでの迷信や霊などを病気の原因としていたところに、体質や生活習慣による病気予防を説いた人で、現代医学の基を築いたと言われています。
彼の考え方は、人は4つの体液のタイプに分かれ、それぞれの体液のバランスによって性質や体質が違う。ということ。
また、
これらの体液がバランスよくあることが、健康であること。と考えたのです。
これは、アーユル・ヴェーダのドーシャや中医学の五行観にも見られるように、多くの先祖たちは「病気はバランスを崩すことによって生まれる」と考えたようです。
この4体液のタイプ診断をレッスン中に実施してもらいます。
そして、ここで出た自分のタイプの精油…
ではなく

(これが大事) ここで出た自分のタイプの真反対の精油が、
自分の体質を改善してくれる精油なんです

つまり、「
自分に足りないものを補う」と言う考え方です。
しかし意外なことに、ここで選ばれる精油は大体自分が好きな精油であることが多いです

やはり自分に足りないものは、自分の本能が知っていて、それを補うことで何かが満たされる とわかっているのでしょうね。 嗅覚はかなり信用して良いと、この時に実感します。
そしてここで大事なことは、この場合の
精油の薬理作用や心理作用にあまり意味がないということ
って、すごいこと書いちゃいました

いや、本当はあるんだけど(どっちやねん?!) もっと深いところで作用するので、芳香成分類や芳香分子の作用は無視して考えた方が 余計なことを考えなくて良いということ。
例えば 私の体質を改善する精油として選ばれた精油は、シナモン・カッシア、クラリセージ、ローズウッド、サンダルウッドでした。(もう10年近く前のことです。今の体質とは違います

)
そしてこれらをブレンドしたオイルを、毎晩寝る前にみぞおちに塗っていました。
すると、万年不眠症の私が簡単に眠れるようになったのです

これらの精油に誘眠作用や不眠症と言う適用例があるかというと、必ずしもそうではありません。
そういうことではないのです。
つまり精油の薬理作用や適用例が、ダイレクトに作用すると言うことではなく、
私の身体に必要な精油は、私の身体に必要なことをしてくれて、私の身体に必要な出来事を起こしてくれた。
当時の私に必要なこととは何かと言うと、自律神経のスムーズな切り替え(交感神経⇔副交感神経)です。
自律神経をスムーズに切り替えることで、万年睡眠不足の私に、睡眠を補ってくれたのです。
それにより、免疫力が上がり、肌がきれいになり、胃腸の調子が改善される。と、結果として体質改善になったのです

アロマテラピーってすごい!って実感したものです。
そしてやはり思うのが、精油の薬理作用だけで選んではいけない。ということです。
ダイレクトな作用だけでなく、間接的な作用こそがアロマテラピーの醍醐味だからです。
不眠だから○○とか、風邪だから○○ みたいな1対1の選び方は、もったいないです。
アロマテラピーがホリスティックということが理屈抜きで理解できたとき、精油は素晴らしいツールであると言うことがきっとお分かりいただけると思います。
そんなわけで
NARDのレッスンおススメです←ってやっぱり最後は告知!?

※ホームページのNARD JAPAN資格取得コースのページ「アロマアドバイザーコースの内容」に一部誤りがあります。プロセラピスト養成コースの内容がペーストされており、混乱をさせてしまい申し訳ありません。近日中に訂正いたします
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