大切なものは目に見えないんだよ。 というのは、サン・テグジュペリの「星の王子さま」の有名なセリフです。
中学生だった私に衝撃をくれた言葉でもあります。そしてそれは今も真実だと思っています。
アロマテラピーやサロンワーク、あるいはカウンセリングをしていると、「目に見えないこと」「表に出ていないこと」に真実があると、ついついそちらばかり見てしまいがちです。
実際、カウンセラーをしていた頃は、「その言葉の裏にある真実は?」ということをグループワークで追求されたし、私もそのように考える癖をつけたものでした。
でも…
やっぱり見えていることには意味があるし、表れていること自体にメッセージがあるのです。
精神世界やスピリチュアル、オカルトと言う世界がもてはやされる現在は、何か目に見えていることや、表に現れていることをないがしろにされている気がします。
つまり、現実的なことだったりリアリティのあることの方が、信じてもらえないと言うか、信じるに値しないような扱いを受けている感じがするのです。
目に見えること、起こっている現象を丁寧に扱ってこそ、その裏にある真実が見えてくるのだと思います。
東洋医学では、見えている部分を陽として、隠れている部分は陰と考えます。そして陰こそ本質であるとも考えます。
しかし、それは陽を極めた時にしか見えない本質です。陰だけを見ようとすると、きっと見えないのです。
それは、暗闇で影を探すようなものです。
こういう時代だからこそ 見えていること、現れている現象をしっかり丁寧に扱って、そして見つけた本質に向き合うということをしたいと アロマテラピーのプラクティショナーとしてボディケアワーカーとして深く思います。
なんてことを思ったのは、やはり3月11日の地震がきっかけです。
地震後、たくさんの疲れと不安と緊張を抱えたお客様がサロンにいらっしゃいました。
お客様と向き合うたびに、アロマテラピーに対する信頼と東洋医学の教えのありがたさを実感したのです。
もしも私にこの知識とスキルがなければ、きっとお客様に対処できなかったのではないかと思います。
それくらい皆さん重たい思いを内包しながら、日常生活を淡々と過ごしていらっしゃったのです。
見えていることを丁寧に扱うこと。 これこそが東洋医学の教えの基本です。(と、私は思っています)
今はそれだけを愚直に守り、施術をしています。
そして見えた陰(本質)には、精油がアプローチしてくれていると信じています。
東洋医学をこのタイミングで勉強していて、そしてそれなりに理解できているレベルになっていて良かったと心から思います。
で、ふと「これってセルフケアに取り入れたらもっといいな。」って、思ったのです

東洋医学をちゃんと勉強しようと思ったら、とても大変ですが、アロマテラピーとリンク付けてお家でセルフケアをするレベルなら、簡単に出来るかも。
と、ただいまテキスト作成中です。(意外なまでに大作になってしまったので、ブラッシュアップしますが

)
精油の陰陽や五行を知ることより、陰陽の考え方や五行の意味がわかれば、自分なりに陰陽五行ブレンドが出来るはずなんです。
レッスンでは、精油の五行分類も考えてもらおうかと思っています。
そうすれば、もっともっとセルフケアが精緻に、そして楽しくなると思います。
6月には告知しますので、お楽しみに

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