ここにある細胞は、お望みのどんな臓器にでも分化再生します。
だから病気や怪我で臓器を失っても、ご自分の細胞から臓器を作ることができるのです。
これまで課題だった臓器提供者、脳死に関する倫理問題、全て一気にクリアできます。
これが万能細胞という素晴らしい発見です。
ただし、この細胞は必ず「癌化」します。
いやいや、だからといって恐る必要はないんです。
癌化する平均年数は約50年と言われています。
50年。100歳近いですよね。。きっと大丈夫でしょうセラピスト養成コースで依頼した外部講師から聞いた、ノーベル賞候補にもなった「isp細胞」の話です。
ただし、赤の文字は私の想像で付け足した部分。
あれから研究が進み、癌化リスクは下がったかもしれませんが、所詮遅かれ早かれのレベルだと思います。
自然界にないものを作る(遺伝子操作)とか。自然の摂理をいじるとか、研究として面白いと思います。
そしてそれはすごいことなのかもしれません。
でも、本当に良いの?
って、当たり前の感性として警告音がなるのも事実です。
当たり前のことですが、地球上に存在しているのは人間だけではありません。
すべての生き物が、それぞれの役割で存在しているのに、人間だけがあれこれその配置を変えたり、リズムを変えたりしています。
便利にすること、進化することは人間の人間たるゆえんだと思いますが、一方で自然の一員として存在する動物であることも忘れてはいけない気がします。
万能なもの、便利なものには、必ず失うものがあるということ。
そしてそれは失ってから気づくものだということ。
生命に与えられた命は、1人にひとつ。一匹にひとつ。一頭にひとつ。一本にひとつ。
公平にひとつずつ。
誰にもそれを無為に奪う権利は無いし、ふたつ持つことも許されないのです。
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