セラピストを目指す方やセラピストの皆さんから 時々質問される
「お勧めの本ってありますか?」
沢山ありますが、絶対に一度読んでいただきたいとおもうのはこちらです。
ボディワイズ―からだの叡知をとりもどす/ジョゼフ・ヘラー

¥3,045
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とにかく無駄がない本です。
カラダのこと、運動機能のこと、筋肉と骨格の細かい成り立ちから生理学的な側面、心理作用、トリートメント理論、読めば読むほど、その一言一言がお腹にストンと落ちる素晴らしい本です。
ただ、こちらの本はある程度実際のトリートメントを通して、様々な疑問や行き詰まりがあって初めて理解できるかな?というくらい実践的ですが、ある意味初心者にはわかりにくかもしれません。
そういった初心者の方にも良いかも。と、思ったのが先日書店で見つけたこちらの本です。
感じてわかる! セラピストのための解剖生理 カラダの見かた、読みかた、触りかた/野見山 文宏

¥1,575
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これまで読んだ解剖生理と言われる分野の本では、一番わかり易いと思います。
理論だけでなく、実際のからだの動きなどと照らし合わせてあり、導入には無理なく読める本です。
ただし、あくまでも導入です。この本で勉強して、見方、触り方、読み方を体得してからが、面白くなるところです。
そこからは、沢山専門書が出ているので、専門書で勉強してもすんなり入るかな。と思います。
そしてもう一つ、面白いな。と、思った本がこちら。
ヨガの解剖学/中村尚人

¥1,680
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結構お手軽価格なんですけど、内容はかなり骨太で読み応えあります。
そしてイラストがとてもわかり易いのと、モデルさんがヨガインストラクターだからか、とてもカラダの動きがわかりやすいのです。
またそれぞれの筋肉の働きだけでなく、ストレッチ(ヨガのポーズ)があり、ちょっとしたセルフケアのアドバイスにも使えるかも。と、思いました。(時々、トンデモなくアクロバティックなポーズもありますけど…)
あ、あと全然違う種類の本ですが、別の理由でこちらもお勧めします。
肉単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (筋肉編))/原島 広至

¥2,730
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筋肉の勉強で持ってる方も多いかもしれませんが、こちらをお勧めする理由は、著作権です。
テキストを作成したりする場合、筋肉図を入れたいけど勝手に他人のものを使うことは、著作権違反になります。
なので、結構面倒な手続きが必要になるし、場合によっては使用料を支払う必要があります。
しかしこちらの書籍に関しては、目的と使いたい図を出版者に連絡すれば、基本使わせていただけるようです。(って、公にして良い情報なのかな?)
そういった理由で重宝する一冊です。
いつもお思うことですが、どんな仕事も経験しなければわからないことは沢山あります。
でも、それを全部経験することはできません。
そんな経験できないことを補ってくれるのが、あるいは理解を手伝ってくれるのが先人の知恵の集積である「本」です。
本を読まない若い人たちが増えていると、感じる昨今ですが、自分を過信せず先人の知恵を知ることも今を生きる人の役割だと思います。
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