◆被災地からのお願い◆私にできること

この度の震災で、福島で被災された生徒さんがいらっしゃいます。
ご本人はご無事でしたが、まだまだ日常生活とはほど遠い生活を強いられています。
ご本人は「生き抜く」という言葉を使っていましたが、まさにそのような状況なのだと思います。

そのような中、彼女は過熱するマスコミの報道に憤りと不安を感じ、「ブログを通して被災者の声を伝えて欲しい」と、私に連絡がありました。


以下ご本人からのメッセージです。～～

マスコミでは過剰に原発事故や放射能被曝時の対処法についての報道がされていますが、原発で働いてる東電の職員は命懸けで頑張ってくれていますし、現在のところ、福島第一原発から半径30キロ以上の地域では人体に影響を及ぼすレベルの放射性物質が測定されてはいません。
マスコミの過剰な情報やネット、チェーンメールなどによる間違った情報により、必要以上に不安を煽られることなく冷静に受け止め行動してほしいと思っています。

関東圏の人たちも計画停電で大変だとは思いますが、関東の電気を支えているのは福島原発です。
福島県民が放射性物質の被曝の危険に曝され、避難を余儀なくされたり、余震の恐怖に加え、被曝の不安や今後の生活不安等を感じていることを理解し、是非ご協力してほしいと思っています。

計画停電に対する過剰報道も、未だ停電中の被災地の人たちの気持ちをまったく理解しておらず、
また、避難所等では満足な食事すらできない被災地の方々がいる中での過剰な買い占め行動も理解に苦しみます。
過剰なまでのガソリン給油で、被災地に物資を輸送するための車両が燃料不足により動けない状況にもなっています。
被災地へできることがないかを一生懸命考えてくださる方々がいる一方で、そういう行動を見るたびに残念な気持ちになります。

今、被災地に本当に必要なものは、みなさん一人一人の優しさ、思いやりの心だと思っています。
これから復興に向け動き出す原動力となるよう、ご協力をお願いします。

～～～引用終了

原発への過剰な反応。
ガソリンや燃料、また生活用品などの過剰な買い占め。

一度冷静になってください。
今できることは、何なのか？
正しいことは、何なのか？