今日は気功のレッスンの日。
いろんな職業の方が、一緒にレッスンを受けていますが、皆さん女性です。
そして、私ともう1人、施術に関わる仕事をしている人がいますが、他の方は皆さん施術や人に触れることが初めて。と言う方ばかり。
なのですが…、たぶん外気療法(気功による治療)においては、私が一番落ちこぼれ

です。
皆さん凄く素直で、ピュアな感性をお持ちで、とにかく相手の「気」を素直に受け止めるので、素晴らしい施術をされるのです。
気功の施術は、施術者ではなく、施術者とクライアント、そして「天」の3者が一体となって行うものであり、上手いとか下手とかではなく、いかに無になってその「気」の場に委ねられるか。と言うことが大事になるのです。
私のような中途半端に知識のある施術者は、ついつい自分をコントロールしてしまいます。強さや振動など、相手を見ながら自分でコントロールしてしまったり…。
でも一番いいのは、何も考えず、天の意思に任せてクライアントと施術者が同じ船に乗って、船がゆらゆら揺れていることを楽しむような施術なのです。孤舟(こしゅう)って言いますけどね。
これが難しいのですが、ハマるとむちゃくちゃ気持ちいい!
ハッキリ言って、私はまだ施術者としては2回しか経験していません。
でも他の方たちは、こともなげに毎回船をゆらゆら揺らしてくれます。
そして感性も豊かなので、「
同じ人でも、触れるたびに毎回違う情報をくれるます。今日はいらいらしているのかな。今日は楽しいことがあったのかな。とか、それが楽しみ」なんて!私が5年かけてようやくそうかも?と、思ったことを、たった数回のレッスンで感じてしまうって

(私の気づきが遅すぎたと言う話もありますが

)
先生だけでなく、一緒に習っている生徒さんたちからも教わることが沢山です。
このタイミングで、この学びというのが、とてもありがたいと毎回思います。
そして、落ちこぼれで、みんなから教えてもらえる立場になるのも、なんだか久しぶりで心地好いものです

今日のレッスンの最後で、先生が面白いことをおっしゃっていました。
「施術をするときに、初めはなかなか自信を持って。なんて出来ないものです。
私も今でもそうです。
でも、違うんですよね。
今皆さんが、気功を学ぼうと思ったと言うことは、
過去に既に学んでいるんですよ。
100年の経験を背負って生まれてきているんですよね。その自信を持って施術をしてください

」
そう思います。私が落ちこぼれなのは、他の生徒さんたちの方が経験豊富で、私はまだ100年に満たないんじゃないかな

前世のこととか、ハッキリ言ってよくわからないけど、でも最近、とてもこの仕事に選ばれていると言う実感があるのです。
新しい知識や学びが、心や記憶のどこかを心地好く刺激し、涙が流れるほどの感動や懐かしさを生んだりするのです。
ただ、私は気功師ではなく、アロマセラピストあるいは修道女(昔はハーブや薬草の管理は教会の仕事でした)だった気がするけどね

天職というのは、もしかしたらそういう「100年の経験を背負って生まれてきた」職業なのかもしれませんね。
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