今日も気功のレッスンに行ってきました。
いよいよ今日から「外気功療法」の実践のレッスンに入ります。
とは言え、気功を使った施術をするつもりは無く、そこにある思想である中医学の陰陽道や五行説の話が楽しくて通ってます。
毎回毎回深すぎて、面白すぎて、感動と新しい知識でいっぱいいっぱいになって帰ってきます。
五行では、私たちの病気は、木(肝・胆)、火(心・小腸)、土(脾・胃)、金(肺・大腸)、水(腎・膀胱)のバランスが崩れることで現れる症状。と考えます。
1人の受講生が「脳神経の病気は?」というような質問をされていました。
五行の考え方は、西洋医学に馴染んでいる私たちにはなかなか理解できなくて、それ以外の臓器の病気はどうなの?と、思ってしまいます。
でも、五行に限らず代替療法では、病気は臓器や部位の疾患ではなく、人が全体のバランスを崩した結果であり、五行では、上に書いたような五臓・五腑と言われるものが崩れたときであり、
ヒポクラテスの四体液説では、リンパ液、黒胆液、血液、胆汁の4つの体内の液体のバランスが崩れたときと考え、アロマテラピーでは免疫と自律神経と内分泌のバランスが崩れたときと考えます。
それが脳に症状が出ていても、心臓に症状が出ていても、部位ではなくバランスを崩した原因を探すのが代替療法の考え方です。
なので、違う病気でも治療方法が同じと言うことがあります。
私はそんな考え方が好きで、代替療法の世界にハマってますが、もちろん急性期や外科的な治療は現在の西洋医学の方が有効ですので、必要に応じて使い分けています

そしてさらに中医学の五行と併せて陰陽を見ます。表に出ている症状を陽として、隠れいている症状(原因?)を陰と考えます。
そして常にこれは
ワンセットですから、表の症状だけを治しても、隠れている部分だけを治しても本当の治療とは言えない。と、考えるのだそうです。
それが五行に関係してくるのですが、相生(そうしょう)とか相剋(そうこく)とか難しい関連が出てくるのでこれは端折ります。
人の身体は、自分で隠していているつもりでも、あるいは自分では気づいていなくても、必ず隠れいている心の状態を表してしまうようです。
それが陰陽の関係のようです。
私がトリートメントをしていて感じる、身体に出ている状態が心の状態なのかも。と、思うことも、もしかしたら陽と陰なのかもしれません。
私はアロマセラピストですから、治療も診断もしません。
ただ、トリートメントをしていて、背中に触れたときの異常な緊張感に、「ただのコリではない何か」を感じることがあります。
パソコンや家事の結果の背中の張りではなく、何かとても緊張を強いられる精神的な圧迫を感じるようなことがあります。
それはどんな感じ?と聞かれて、明確な答えはないのですが、
しいて言うなら、
陽(身体の症状)がワンセットになっている陰(心の状態)を教えてくれた。ということでしょうか。
そのように感じたときは、ただコリほぐすことだけでなく、心の緊張が解けるように(溶けるように)と祈りながら、そして精油がそういった心に届くようにと施術をします。
結局、西洋と東洋のアロマテラピーと気功が根本でつながっている。ということなんですね~。
本当に面白い。
中医学を知り、アロマテラピーをより立体的に考えられるようになった気がします。
奥が深いと言われるアロマテラピーですが、私自身は奥よりも幅の広さを感じていた気がします。
メディカルアロマ、サトルアロマ、アロマコロジー、トラディショナルアロマなどなど
いろんな場面で使えるし、色んな流派があり、色んな考え方がある。
と言う風に幅の広さをずっと勉強してきていました。
そしてここにきて中医学を学び、代替療法の根本的な考え方に触れ、アロマテラピーもその1つであると言うことで、代替療法の奥行きがアロマテラピーの奥行きに見えてきました、
広がりだけでなく奥行きが見えると言う感じ

わかりにくいですね。
俯瞰と仰視を同時にするようなイメージです。
もっとわからない?

いずれにしてもこの視点を身に付けられると、アロマテラピーをこれから続けるに当たってもっともっと面白くなるように思えて、とても楽しみです
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