本当に必要な精油

昨日の気功の影響か、もんの凄い深い眠りでした。
でも夢は見てるの…だけど、心身ともにふか～い眠りについていることが分かる感じ。

これは病みつきになりますですよ。

とは言え、アロマセラピストの私ですから、精油にもきっちりお手伝いしてもらっていますよ

で、NARDのインストラクターをしていながらナンですが…

皆さん、精油の薬理作用だけで精油を選ばないでください

むしろ、薬理作用で精油を選ばないでください。

NARDをお勉強された方は、ついつい精油の薬理作用に走りがちで、頭痛、悪寒⇒風邪⇒ユーカリ・ラディアタ、ラベンサラ…とか、生理痛⇒クラリセージ、サイプレス…とか。

確かに薬理作用は、知っていてとても便利だけど、それを先に考えてしまうと、症状の根本（本質）を見誤ることがあります。

頭痛、悪寒がかならずしも風邪の症状ではないかも。それは、自律神経失調症かも。生理痛と思っていたことが、他の内臓痛かもしれないし。

いつも言っていますが、薬理作用を選ぶなら「薬」が一番効きます。症状をすぐさま止めたいなら、薬を使うことをお勧めします。

精油を使うメリットは、その症状の根本にアプローチすることができるということ。
つまり、症状に合わせた薬理作用ではなく、嗅覚を使った精油選択で、身体の表面に出ている症状ではなく、真実の原因から欲する薬理作用を得ることができるということなのです。


なんでこんなことを延々と書くかというと…

私自身も陥った失敗だからです。

私は、婦人科系の疾患をいくつか持っており、それらは大体原因が分かっておらず
「エストロゲンが何かしら影響している」と言われていました。

そして精油には「エストロゲン様作用」と言って、エストロゲンによく似た骨格を持ったファイトエストロゲンというものがあります。
一般的に、このような成分が含まれる精油は、エストロゲンが原因の疾患を持つ女性には使えない。とされています。

実際、このような精油の多くは、私自身があまり好きな香りではありません。これも本能によるチョイスです。

でも、中にはエストロゲン様作用たっぷりの精油なのに、とっても惹かれるものとかあるのです。
スターアニスとかフェンネルとか…

どちらもtrans－アネトールを多く含む(スターアニスなんて60%以上じゃない？）精油の中でも、エストロゲンに最も近いとされていますが…。

ということは、もしかしたら私のこの疾患の原因は、エストロゲンではないのかも！？と、思ったのです。
もっと別の原因。


どんな疾患も、たった一つのことが原因と言うことはなく、色々なことが絡み合って原因になっていますから、「これ」という特定は難しいのですが、いずれにしてもエストロゲン様作用のある精油を毛嫌いする必要はなさそう。（でもクラリセージはダメだけど）

あるいは、trans－アネトールのエストロゲン様作用と言われているのが、実はプロゲステロン様作用なのかも！？

精油には、プロゲステロン様作用ってないのですよ。

なんでかな？と、ずっと疑問に思っていたのですが、検知が難しいのかしら？
女性ホルモンは、プロゲステロンとエストロゲンとよく言いますが、実はプロゲステロンはエストロゲンの前駆物質ですので、元は同じもの。もっと言えば、副腎皮質ホルモンやテストステロンだって元はプロゲステロン。
だから、前駆物質のまま検知されにくいのかな？なんて思ったりしています。

ちょっとずれましたが、何を言いたいかというと、
もしも私が「エストロゲンはできるだけ排除した方がいい」と信じていたら、
「エストロゲン様作用のある精油はNG」ということを頭だけで理解していたら、

本当に必要かもしれない、スターアニスやフェンネルを使うことはなかったと思うのです。

そうすると、この精油たちによって癒されるべき私の身体は、いつも何かを求めて枯渇していたかもしれません。

それは、もったいない！

だから、身体が欲する精油、心が欲する精油、もっというと魂が揺さぶられる精油を選んでもらいたい。と、心から思うのです。


さて、本当は、今日はこんな話を書くつもりは毛頭なくて、この本を紹介したかったのです。
後日内容と人体実験！？については触れます。
医者も知らないホルモン・バランス―自然なプロゲステロンが女性の一生の健康を守る!/ジョン・R. リー

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