違和感を見逃してはいけない！

癌の話。

なかなか聞きにくいことだと思うので、私からお話ししておきます。

2023年5月に乳がんの手術をして、現在抗がん剤治療中（ハーセプチン）です。

って書くと、大丈夫？って心配されますが、大丈夫です。

私に会っていただくと、「あ、本当に大丈夫なんだね」と言われます。

ハーセプチンは分子標的治療薬と言われる優秀な薬で、がん細胞が呈示する分子にのみ結合するので、正常細胞に影響がありません。

そのため、毛髪が抜けたり、吐き気がしたり、ということが全くありません。

そして何より、ステージ０という超初期で気づけたことが、治療効果を高めていると考えられます。

「癌に気づいた理由はなんですか？」って、聞かれます。

これ、是非皆さんに伝えておきたいんですが、一言で言うと

違和感

これだけです。

私の場合、皮膚表面にできた癌だったので、普通の「おでき」のような感じだったのですが

１週間経っても治らないし、なんとなく（ここは本当になんとなく）普通ではない感じがしました。

そこで、最初に行った病院が「ピンクリボン」の乳がん専門病院です。

そう。最初から自分では乳がんを疑っていました。

しかし、患部も小さいし見た目ではわからないようで、医師からは「大丈夫ですよ。薬で治ります」と、塗り薬を出されました。

毎日せっせと塗りましたが、良くなることはなく、やっぱりこれは・・・ということで、それから1ヶ月後に、近所の婦人科専門外科へ乳がん検診の予約を入れて、検診と一緒にエコーを撮ってもらいました。

その時も、「ん〜〜、大丈夫だと思いますけどねぇ」とカットバンを貼られて帰りました。

これは皮膚科だな。と、１週間後に、近所の皮膚科に行きました。この時も、下着に摩擦による炎症ではないか。ということで塗り薬を出されて帰りました。

もちろん薬は塗るけど、違うだろうな〜、と思っていました。

さらに２週間後、同じ皮膚科に行き、患部を見せたところ「少し良くなってる」と診断され、同じ薬を処方されました。

私は、全くそうは思わず、むしろ違和感は増すばかり。と感じていました。

ただ、違和感という感覚を説明することって、とても難しくて、どうすることもなく薬をもらって帰りました。

やはり治ることはなく、年末年始を挟んで、新年明けてすぐに皮膚科へ行き患部を見せたところ「あら・・・これ・・・大学病院で診てもらいますか？」と、事態が変わりました。

思わず出た言葉が「ありがとうございます。そうして欲しいです」でした。

すぐに東邦大の医療センターに紹介状を書いていただき、その時は皮膚科への紹介でした。

東邦大医療センター（大橋病院）は、毎回ほぼ待ち時間がないのですが、最初に行った時もすぐに診てもらいました。とても明瞭な先生で癌の可能性があることを最初に説明してもらい、ようやくわかってくれる人に出会えた。と思いました。

そして2回ほど皮膚科で検査をして、3回目で「パジェット病」という乳がんである診断が出て、乳房外科で治療を受けることになりました。

自分の違和感から「癌」の確定診断が出るまでに、約半年かかっています。

違和感って、すごく大事です。

アロマセラピーレッスンでも

気香療法講座の中でも

セラピスト養成講座でも

違和感　に敏感になることを伝え続けています。

違和感って、大抵正解です。

なんかいつもと違う。なんか違う。　という感覚。

この感覚って、先ほども書いたけど、説明し難いんです。だからついつい見過ごしてしまうのですが

絶対に無視してはいけない。と、身を持って体験しました。

最近、サロンのお客様に「藤原さんは、病気になってパワーアップした」って言われますが

そうなんです。

私、この違和感の察知能力が上がった・・・いや、違和感への信頼が高まったと言っても良いかも。

自分の違和感のキャッチ能力を疑わなくなったんです。

だからクライアントさんの違和感を絶対に逃さないし、この違和感の意味をトリートメント中に絶対に見つけられる。って自分を信頼できるようになってるから。

長くなったけど、自分の違和感を絶対に無視しないでください。

違和感のキャッチの仕方をちゃんと学びたい！という方は、

気香療法講座を受講してください。

自分の身体、心、魂の違和感を明確にキャッチできるようになりますよ。

そして、それを信頼できるようになる。

大事ですよね。自分の感覚を信じられるようになるって。

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