聞かないとわからない
- 2022/10/31
- 22:16
カウンセリングとコーチングといった「コミュニケーションスキル」に特化した
BLM養成塾は第6期生となっています。
講座の中では、毎回「セッション」を行っていますし、受講者さんは頻度高く練習をしているようです。
話を聞くこと、聴くことは、わざわざ教わらなくてもできること。と思っているのではないでしょうか?
しかし、実際にカウンセリングをしてみて、それを客観的に分析すると
思い込みや
決めつけで
話を聞いていることが多くて、クライアントはそんなことは言っていないよ。ということがあります。
日常会話の中であれば、多少のずれは許容範囲や妥協できるレベル。で済むのかもしれませんが
カウンセリングやコーチングで、その辺を曖昧にしてしまうと「致命的」です。
クライアントの望むセッションは実現できません。
セッション練習の中でも、当事者の思い込みで話を進めていることは
第三者的に聞いているとすごくよくわかるんです。
え?あれ?それってなんでそう思った? という感じ。
そして私が「なんでクライアントがそう思ってると思ったんですか?」って質問をすると
みなさんこう答えます
「そうなのかな?と思ったので・・・」
ダメです。聞いてください。って、必ずお伝えしています。
でも、そうなのかな?と思った。ということも、実はあまり自覚がないんですよね。
話の流れで、勝手にそう理解しているので、自分の想像なのか事実なのかが曖昧になっている。
これ、私たちの癖なのかもしれません。
特に日本人の素晴らしい文化に「慮(おもんぱか)る」というのがあります。
思いを測る ということですから、相手の考えていることを予測するということです。
これは、美徳とされています。
でも、それが過ぎると、勝手に自分で想像して妄想して、勝手に解釈して、勝手に怒ったり、落ち込んだり・・・ということが起こる。
あの人、なんだかちょっと私に対して当たりが強い気がするんだけど
あの時の一言が良くなかったのかな?傷つけちゃったのかな?
どうしよう・・・
ちょっと様子を見てみよう・・・
なんて思って、相手の顔色を伺ったりして、挙句に「なんかめんどくさい!あの人!」って
相手を悪く言い出したりして^^
「なんか機嫌悪い?」って聞いちゃえば良いだけの話でね。
それが本当に自分のせいなら、謝れば良いし、そうでなければ自分が気に病む必要はない。
ここで言う「聞く」が苦手な人が多いな。と感じています。
聞くことが失礼だと思っているのだと思います。なんとなくわかりますが
上の例で、聞かない方が失礼だ。と言うことがお分かりいただけたと思います。
逆もそうです。
私の態度でわかってよ!みたいなやつね。これもダメ。
そんなにみんながみんなエスパーじゃないし、わかって欲しいなら
わかって欲しいなりの行動を取らないと伝わりません。態度だけで伝えようなんて横暴^^
聴くも大事だけど
聞くって大事なんです。
BLM養成塾では、カウンセリングやコーチングなど
コミュニケーションのエキスパートを養成して居ます。
その理由は、社会は人のコミュニケーションで成り立っているからです。
そしてスムーズで間違いのないコミュニケーションがビジネスを作り
自分のビジネスの設計や見直しにとても役立つから。
他人とだけでなく、自分とのコミュニケーションを円滑にすること。
これもビジネススキルの一つだと思っています。
カウンセラーやセラピストはもちろん
経営者には必要なスキルです。
●藤原綾子著書
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