必ず登れる日が来ると信じられた
- 2020/08/25
- 09:56
子供の頃は、社宅に住んでいました。
100世帯くらいの大きな社宅で、都心にありましたが
とても大きな中庭があり、子供たちはそこで遊んでいました。
弟たちはちょうどベビーブーマーで、各世帯に子供が2人〜3人いました。
その中庭は、いつも子供達で溢れていて
知っている子がいる、いないに関わらず、行けば遊べた。
行けば仲良くなれたし、「自分の居場所」がありました。
もちろん子供たちの年齢は様々で
私より年長の子もたくさんいたし
弟たちのように年下の子もたくさんいました。
そんな「コミュニティ」の中にも
ある種の不文律があって、暗黙の了解、子供たちのルールが
存在していました。
まず、年長者が年下の子の面倒を見る。
ということなのですが、
例えば、ジャングルジムに登る。
という遊びをしていたとして、年長者や得意な子は
スルスルとテッペンまで登ります。
でも初めての子や、小さい子は
手が届くかどうかもやっとだし、怖いし、わからない・・・
そんな時、年長者は年下の子を抱えて
1段目に乗せます。
ここで好奇心を出して、次に手を伸ばそうとした子には
背中を抑えるだけで、もう抱えたり手助けはしません。
一方で、怖がって嫌がる子は、静かに下ろします。
必要以上にサポートしない
これが暗黙の了解であり、不文律でした。
私たちは、そんな優しい目の中で成長して
それを恩送りするように、年下の子に返していました。
それでも時々、とても親切に一歩ずつ手を貸して
テッペンまで誘導する子たちもいました。
テッペンまで連れられて、そこから見た景色によって
今度は自分で登ろう!と思った子もいるかもしれない。
だけど私は、それは違う気がしていて、
私なら自分で登れる日まで待ってもらいたい。
そして、登れる日が来たら、自分で登りたい。
そう思ったんです。
まだ小学校にも上がらない子供の頃です^^
それが今の私を作っている気がします。
できる日が来るまで待つ。
わかる日が来るまで待つ。
ただ待つだけでなく、ちゃんと努力もするんですよ。
人知れず練習したり、勉強したりすることとか。
これ、まさにセルフエフィカシーだ。と今気づきました^^
だから私はセルフエフィカシーに惹かれたんだ。
自分にはできる。
できる日が来る。
そう信じられることが、自分を強くします。
そしてそれができたのは
私の能力ではなくて
年上の子供たちの「優しい目」と「信頼」があったから。
大丈夫、必ず登れるよ。
と、背中を支えてくれた日があるからです。
アロマアナリーゼは
きっとあの日の「優しい目」なんだろうな。って思います。
生まれたてのアロマ(6年前)
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