対立と結束
- 2020/07/26
- 09:34
グループやチームの結束を強めるために
「仮想敵」を作る。
という手法は、古くから使われている方法です。
例えば、第二次世界大戦で日本は、
闘う相手だけでなく
「贅沢」まで敵にしてしまいました。
その結果どうなったかというと、
質素であることこそが正義、
不平を言わないことが美徳、
我慢することが当たり前。
という常識が生まれました。
さらに、贅沢をしたり、不平を口にするだけで
怒られたり、場合によっては罰せられたり・・・
その結果、
贅沢を取り締まる「自警団」のような人たちが生まれます。
「贅沢を取り締まる人」と「そうでない人」という
対立構造が生まれ、それぞれのグループの結束が強まります。
なぜなら、それぞれの立場の人たちは
自分たちの意思で「正義」を選んでいるわけで
「仲間たち」と一緒にいるときには
正義は絶対で、それこそが正しい生き方だ!と
自信を持つのです。
しかし、真逆の思想の人と向き合った時、
相手を受け入れるどころか
「なぜ?正義を受け入れないのか?!」という怒りになる。
そして
「あいつらはバカ!ダメ!排除すべし!」となるわけです。
第二次世界大戦だけではありません。
新撰組もそうだし
現在の「マスク自警団」「自粛自警団」と言われる人たちもそう。
それぞれ主義主張を持つことは、悪いことだとは思いません。
しかしだからと言って、そうでない人を糾弾する必要はないし
糾弾することを「正義」だと思い始めると怖いと感じます。
実はアロマセラピーの中にも
色々な「対立構造」ってあります。
自分たちだけが正義だと思い込まないように
新しい視点や考え方も柔軟に取り入れて
フラットでいたいな。と思います。
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