「アンケート」ってなんのために取りますか?
- 2019/03/30
- 12:56
よくWebページなんかで
「お客様の声」ってありますよね。
つまり”第三者評価”です。
コンサルとかコーチとかにつくと
必ず「お客様の声」って大事なので、できれば聞いてください。
と言われます。
私もビジネスコーチングをする時は、そのように言うこともあります。
実際、私たちが何かを選ぶときに
それがたとえ「ヤラセ」であっても
「お客様の声」があれば、目を通します。
それによってなんらかを判断していることも多くあります。
では、どうやって「お客様の声」をいただくのか?
アンケート
すぐに挙がるのがこの手法ですよね。
ただ・・・
これって、実はとっても慎重にしなければいけない手法です。
「お客様の声」って誰のために聞くのかと言うと
自分のためです。
お客様のためではない。
つまり、お客様の一手間をいただくことになるのです。
ここに意識があるかどうか、って大切です。
「お客様の声」が必要だって言われたから書いてください。
と言う意識だと、
え〜、面倒臭い。
せっかく良いお店(講座)だと思ったのにシラケる。
と、どうしてもお客様はなんとなくもやもやとした印象が残ります。
ではどうするか?と言うと
お客様がこのお店や講座を記憶に残すためのツールとして
アンケートを取れるとちょっと変わってきます。
私自身、あまりアンケートを取っていないので
具体例が乏しいのですが
唯一ずっとアンケートらしいものを取っていたのが
「魔女のアロマアナリーゼセミナー」です。
その内容は
今日のセミナーで一番面白い、役に立ったと思ったことは何ですか?
です。
え?これが何か?普通のことじゃないですか?
って思いますよね。
アンケートと言うと
こんなことを聞いてしまいがちじゃないですか?
●不備、不足な点はなかったでしょうか?
●今後気を付けたほうがいい点があったら教えてください
など・・・
つまりマイナスを聞いてしまう。
あるいは
●自由に感想をお聞かせください
と、散漫な聞き方をしてしまう。
こう言う質問に対して、人は何をするかというと
足りなかった点を考えるわけです。
つまり、満足しなかった点を考え始めるんです。(聞かれてますからね)
そうすると、帰りの印象はどうなるかと言うと
「あんまり面白くなかったかも。色々と不備もあったしね。
もっとこんな内容だったら、もっと良かったよね」ってなるんです。
でも一方
楽しかったところ、役に立ったところは?って聞かれると
いいところを一生懸命探してくれます^^
そうすると
「楽しかったー!また行きたい!すごく良かった」と言う印象になるわけです。
同じお店、講座であっても。
いらしていただくなら、絶対に喜んで帰っていただいた方が良いわけで
そしていただく声が弾んでいる方が良いですよね。
同じ一手間をいただくなら、ダメ出しの場にするのではなく
楽しい印象の再認識の場として活用すると、お互いにとって成果のあるものになるのではないかと思います。
おそらく、アロマアナリーゼが口コミでこれだけ長く続いた理由は
この最後のアンケートにもあるのではないか、と思っていたりします^^
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