薔薇の秘密

薔薇やローズのネタが続いていますが、
先日ローズの新たに一面を知りました


薔薇の香りに含まれるフェニルエチルアルコールという成分に、記憶力をアップの作用があるのだそうです！

フェニルエチルアルコール+睡眠　　記憶力アップだそうです。


フェニルエチルアルコールは、水溶性成分なので、ローズオットー（水蒸気蒸留法）よりもローズアブソリュート（溶剤抽出法）の方が多く含まれます。
オットーとアブソリュートの香りの違いは、フェニルエチルアルコールの含有量なのかな？と、思ったりもします。

アブソリュートの方が、華やかな香りがしますよね。


ところで、薔薇の香りって、わかりますか？

私たちがお店で購入するような、ゴージャスな薔薇はあまり香りがありません

これらの薔薇は、観賞用として品種改良された結果の美しい姿なのです。（整形美人？！）

本来の薔薇は、花びらが5枚で梅の花と仲間（梅はバラ科）と言われて、納得の姿かたちです。
こういった薔薇はオールドローズとかクラッシックローズなんて呼ばれたりもします。
家の近所にも、そんな可憐なオールドローズが咲いていましたが、とても良い香りです

そう、香りを採油するローズは観賞用とは違うのです。（採油用の薔薇は花びらは5枚より多いけど）


で、この観賞用の薔薇の香りがなくなってしまった原因が、とても面白い

観賞用の薔薇のゴージャスな花びら、実はおしべを品種改良して花びらにしているそうなのです。

植物にとっておしべとは、生殖において、とても重要な役割があり、虫を媒介として受精する植物たちは、いかにおしべに虫を引き寄せるか…ということに様々な工夫をしています。
その1つが、香りなのです。

薔薇も例外ではなく、香りで虫を引き寄せ、受精を成立させていたのですが…

観賞用の薔薇には、おしべが存在しなくなってしまったのです　花びらになっちゃったから。

そうなると、受精が必要なくなるわけです…

ってことは、虫を引き寄せる必要がないので…

香りがなくなっちゃったんだそうです。


ふ～～ん。意外とドライなのね。植物って。

と、思ってしまいました。


そして、薔薇の香りに惹かれる私は、虫レベル？