トリートメント、タッチングケアの本当の目的
- 2017/03/30
- 13:21
今日は暖かいですね〜。
春が近くに来ている予感。
さて、3月もあとわずか。
4月からはサロンワーク再開です!!とっても楽しみ。
精油が大好きで、精油を介したコミュニケーションに
この上ない喜びを感じる「精油の翻訳家」の私です^^
そしてさらに、トリートメント・・・タッチングケアが大好きで
その奥深さを知れば知るほど、人間の存在を愛おしく感じます。
その原点とも言う体験がこちら
2009年6月21日の投稿⇒ 右脳と左脳
8年前の記事です。
トリートメントをする人、アロマトリートメントに限らず、整体やロミロミなんかでも
とにかくクライアントさんに「触れる」ことのある方には
ぜひ読んでいただきたいんです!!
脳卒中で臨死体験をした脳科学者の話【ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作】を
ご紹介しています。
もちろんその動画も見ていただきたいのですが、
この中で私が「!」と、思ったのがここです。
脳卒中になったその時「自分とドアノブの境界がわからなくなった」
ということなんです。
その理由を彼女は「物質との境界は脳が決めている」と結論していました。
これって、めちゃくちゃ重要なことじゃないですか?
2009年の私は、正直まだ浅い理解しかしていません^^;
トリートメント、タッチングケアというのは
おそらく「境界を曖昧にすること」が目的なのではないかと思うのです。
よく「手のひらでクライアントを感じきる」と言ったります。
それって
皮膚の湿度
温度
筋肉の流れ
質感
呼吸
と言ったことだけではなく
感情
おかれている環境
など、言語化できないことであったり、定量化するものではないことだったり、
そんなことも含まれます。
そんなこと不可能なのでは?!
と、「頭」では思います。もっと言うと「左脳」ではそう思います。
ところが、やってみたらできるんです!!
なんか悲しい感情が伝わって来た。とか
嬉しそうな声が聞こえて来た。とか
たくさんの人に囲まれている状況が見えた。とか
施術者ならなんとなく感じているはず。
それは、特殊能力なんかではなく^^
私たちが原子の集合体だからなのです!!(飛躍し過ぎてわかりにくい?!)
2009年6月21日の投稿⇒ 右脳と左脳
ここに書いたように
私たちは別々の肉体を持っているので、別々の個体だと「左脳」が理解していますが
実は同じ原子で構成され、その原子は常に物体間で行き来しているかもしれません。
だから彼女は「ドアノブと手の境がわからなくなった」わけです。
だから、「触れる」ということは積極的に「原子の往来」を促進していることなのかもしれません。
もっとわかりやすく言えば「エネルギーの往来」を促進しているのかもしれません。
それは、文字通り「他者との融合」です。
ここに、気功の発想を加えると、私はさらに納得できるんだけど
気功では、「気」が凝縮されたものが「筋肉」でそれがさらに凝縮されたものが「骨」で
さらに凝縮されたものが「心」・・・
みたいな考え方で、つまり全て同じエネルギー体だけどその濃度が違うだけ。
だから、気を流すことで肉体や心が緩んだり、整ったりするんですよ。
といった発想があります。
(もちろん、実際は筋肉も骨も組成は全く違うものですよ)
そう考えると、私たちが触れている肉体も意識を深く入れて行けば「心」に到達できるわけです。
あ、話がどんどん言いたいことから離れている・・・
何を言いたいかと言うとですね。
アロマトリートメントというのは「境界を曖昧にすること」が目的なんじゃないか?
ということ
それは、クライアントと施術者。
クライアントの肉体と心。
クライアントの課題と葛藤。
の境界を緩める。
でね。大事なのはここからなんですよ。
曖昧にすることで、色々と緩んでその瞬間楽になります。
トリートメントの最中は、「まるで肉体が無くなったかのようです」とかって
よく言われます。
それはその時の目的なので、OK.
ただその後、セラピストとしてはそのまま帰すわけには行きません^^
だって、境界が曖昧のまま帰ると、大変ですよ。
色んなエネルギーがダイレクトに入って来ちゃって・・・
時々、アロマトリートメントを受けると神経が敏感になって次の日に疲れる。
おっしゃる方もいらっしゃいますね。
多分、その方は境界を戻さずに帰ってしまったのでしょうね。
境界を戻すっていうのは、
特別なことではないのですけどね。
ただここにセラピストがセラピストたる理由が出てきます。
つまりそれが【セラピー】です。
随分長くなってしまったので、
続きはまた今度。
アロマセラピーサロンVert Mer 公式LINE@

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