今日の晩御飯はこちら

うわ~ ごちそう

でも

本当は、こんな小さいのです。昨日紹介した私の学生時代からの親友の手作りミニチュア

とんかつなんて、見えない中のお肉も霜降りの美味しそうな出来栄えです

見た目で騙されちゃいますね。
という無理やりなこじつけで、トリートメントをする際にも
見た目で騙されないということを、Vert Merのプロセラピスト養成コースではとことん勉強します。
脚はまっすぐで姿勢も良いモデル体型

何の問題もなさそうです。
でも、後ろから見たら… あれれ?筋肉の位置にずいぶん左右差があるし、腰に負担がかかりそうな立ち方だぞ?
ということは、良くあるのです。
私たちセラピストは見た目やお客様の主訴だけを信じてしまうと、本当のことが見えなくなる。ということで、Vert Merの生徒さんは、
本当のことがどこにあるのか。ということをひたすら勉強します。
本当のことは目で見えるものではなく、感じること。感覚に依るものが大きいのです。
ですからその
感覚を養うというのが、この実技レッスンの目的です。
感覚を養う実技レッスンは、Vert Mer自慢のカリキュラムです。
初回は「
原始感覚を知る」ということで、
自分の気持ち良い を徹底的に追及しました。
原始感覚とは、自分の意志や考えより先に感じる感覚です。原始感覚で心地よいという感覚は、お風呂に入ったときに感じる「
あ~気持ちいい
」と、思う感覚に近いです。
ということで、生徒さんにはどんな姿勢が「
あ~気持ちいい
」なのかを、
わがままに探してもらいます。
まず
好きな姿勢で床に寝てもらいます。
好きな姿勢。っていうのが大事

これも既に原始感覚ですから。
「
あ~気持ちいい
」は、自分の好きな姿勢からしか生まれません。
そして、違和感を感じる部分(肩の下、膝の下、腰の下。頭の下など)=「気持ち良くない部分

」にタオルを入れて、高さを調整することで「気持ち良くない」を「気持ち良い」に変えていきます。
どんどんどんどん

寝ている人は「背中のタオルはいらない」とか「腰のタオルはもう少し高く」とか、
ひたすらわがままに原始感覚に忠実に指示します。すると、自分にベストの高さと姿勢が見つかります。それは「
あ~気持ちいい
」の姿勢。
布団で横になるのとは、まるで違う快感です

「うわ~。気持ちいい!!」と、生徒さんは大感激です。
この感覚が大事です。自分の気持ちいい感覚がわからなければ、人様の「気持ちいい」を理解できるはずがないのです。
そして意外と、「自分の気持ちい」を知らない方が多いのです。
別の生徒さん
「自分は普通なので仰向けですよ~

」なんて言って仰向けで寝ましたが、講師の先生が
「本当ですか?うつ伏せは選択にないですか?」 と、誘導します。
「え~

」とか言いながらうつ伏せになった生徒さん。
そして、そのお腹の下にタオルを入れました。
「あ…気持ちいい

え。なんで?」
と、驚く生徒さん。
さらに
「脚は、まっすぐでいいですか?こう(右足を曲げる)してみてはどうですか?」と、動かす。
「あ…やばいです。気持ち良すぎます

」
仰向けが気持ちいい。と決めつけていた先入観を覆すことも大事な気づきです。
この練習を重ねていくと、なぜ私たち講師がこの方はうつ伏せが良いと思ったのか。ということがわかるようになります。
それには、感覚だけでない解剖と生理によるきちんとした裏付けがあるのです

まだまだレッスンは始まったばかり。こうやって少しずつ感覚を養い、そして技術力を高め、知識を高めることで素晴らしいセラピストが誕生すると信じています。
来年の春がとても楽しみです
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