スナフキンの哲学
- 2014/06/25
- 22:47
僕のものではないよ、だけど僕が見ている間は 僕のものなのかもね
ムーミンの登場人物旅人スナフキンの名言
ムーミンの中で一番好きなキャラクターですが、彼はどこか世捨て人のようでとても達観しています。
僕が綺麗だと思うものは、全て僕のものさ。
と言ったようなことも言いますが、所有することを極端に嫌う人です。
所有と「僕のもの」は、同じではないんだ。と気付かされます。
彼はどんなものも持ち帰らない、ただ頭の中に入れているだけ。
だから人に旅の話はしない。
なぜなら、話す先から思い出は「人に話した話の記憶」になってしまうから。
冒頭の台詞は、もちろん所有を言っているのではなく
概念が誰のものなのか。今見ている世界は誰のものなのか。を言っています。
それは、もしもこの世界が誰かの所有物だったとしても、それを見ているのは自分。
だとすれば、自分が見ている世界は自分のものかもね。ということ。
自分がその気になれば、全てのことは自分の世界になるんだと言うこと。
でもそれは、所有や支配ではなく、概念として頭の中に入れておくものとして・・・・ということ。
そして世の中は、それで成立していて良いんじゃない?っていうこと。
もちろん守るべき秩序はあるけど、頭の中を支配することは誰もできない。
そう言えば、スナフキンはこんなことも言ってます。
おまえさん、あんまりおまえさんがだれかを崇拝したら、 ほんとの自由はえられないんだぜ。
自由は自分の中あるんだっていうこと。

人気ブログランキングへ
- 関連記事
-
- 新月のエネルギーメンテナンス (2014/06/27)
- スナフキンの哲学 (2014/06/25)
- 今だけ、っていつまで〜?! (2014/06/23)
スポンサーサイト