泣いてもいいんだよ

今回の旅行には、ちょっとした目的があって、、とても大切な友人の大切な大切な魂を癒すための旅だったのです。


でも、、って言うのも変な言い方だけど、私が想像していた以上にクリアになっていて、「時間」という薬が効くのをじっと待つだけなんだろうな。という感じでした。


ところが、友人が言うには「私よりも心配な子がいるの」と、ある女の子を紹介してくれました。


その女の子は、今まで存在していた命と言うものが突然この世から消えてしまったということについて行けない。と言う感じだとのこと。


そんなわけで、小さな女の子が私の元へやってきました。

急遽気功をしました。


小さな小さな身体。
子供に気功をするのは、初めてだなぁ。なんて思いながら、背中から仙骨にふと手を置くと・・・


悲鳴とも嗚咽ともとれるような悲しい声が聞こえてくる気がしました。


悲しみなのか、悔しさなのか、恐怖なのか、自分の不安の原因がわからない。そんな感じ。
そして施術をすると、断続的に咳が出てきます。
咳は「言いたいことが言えない」サイン。

言いたいことが言えない。というより、「どんな言葉で自分の感情を表現すればいいのかわからない。」そう言うことなんじゃないかと思いました。

私もその答えはわかりません。



でも、たぶん。

泣けばいいんだと思います。


悲しみも、悔しさも、恐怖も、「泣く」という行為はきっとどれをも表現してくれる。


泣いていいんだよ。。。。それだけを伝えて施術を終えました。


その女の子は、照れたように笑って「ありがとうございました」と言って帰りました。



大切な人を突然失ったとき。

大人だってどうしていいかわからない感情です。
泣いて解決するわけではないけど、泣くことで理解できる感情もあります。


悲しいと思うことは、悪いことではない。
辛いと思うことも悪いことではない。


泣いてばかりいては、あの子が悲しむ。なんて嘘。


自分の感情がわからないときは、「泣く」ってとても大切な行為です。


泣くことに理由は要らない。と思いました。