精油の陰陽

今日はカタフレイという精油を購入しました。

プタエロクシラ科という精油でも珍しい科に属する植物のもの。

高い抗炎症作用で、筋肉痛やリウマチなどに使うと良いそうですが、香りはウッディスパイシー。

どこか甘い感じもあり、精神作用が高そうです。


さて、こういうあまり見慣れない精油で、資料もあまりないものに出会った時、どうやってその作用を見極めますか？

一つは、成分分析表から含有成分を見て、分子の固有作用なんかを突き合わせ、予測をします。

一つは、採油部位によるシンボライズを考えます。（例えば花なら、植物の生殖器であり頭なので、生殖器や脳に作用します）

一つは、産地の特徴から予想される作用を予測します。（例えばソマリアなど砂漠や乾燥地の植物は、気管支や呼吸器に作用します）

そしてもう一つは、感じる。ということです。
その香りを嗅いで感じたこと全てを洗い出し、最終的に傾向が見えたら恐らくそういった作用を持っています。

例えば、カタフレイを嗅いで私が感じたこと

深いグリーン
グラウンディング
静寂
瞑想というより沈黙
ジャングル
男性
オリエンタル
原始
……

脈絡もルールもなく閃いたイメージを挙げていきます。

なんとなく香りのイメージは、届きましたか？


ところが、精油の面白いところは、これと全く逆に感じる人や感じる時があります。


それが精油の陰陽です。

陰の精油、陽の精油という分け方をする場合もありますが、自然界のモノは全て陰陽両方を持ち合わせます。

ただ、どちらが強く出やすいか。という違いで分けているのだと思います。


ですから、カタフレイの感覚として

明るいオレンジ
太陽の光
おしゃべり
女性
ヨーロッパ
…

と感じる方もいらっしゃるはずです。

それは間違いではなく、陰陽の違う側面を見ていただけのこと。


精油の作用は、感じたままが正しいというのは、そういうことです。

本に書いてあることだけが正しいわけではありません。


感じたことが一番正しい。

そして、素直に感じることができる感性こそがアロマテラピーなんです。