秋ですね~。
秋は五行観では「金」
「金」は「境界」を現すので、外気と内気の境界である肺、外部の栄養を内部に取り入れるということで境界の役割をする腸。この臓腑が金の臓腑です。
そして境界といえば、
お肌も境界です。
この時期お肌が乾燥したり、湿疹が出たり、吹き出物が出たり、と不調が現れる方も多いのでは?
肺、腸、お肌の不調は水分のコントロール(湿度)で改善しましょう。
肺と腸のお話は、いつか機会があればしますが、今日はお肌の改善のお話。
特にフェイシャル(お顔)について書こうかなと思います。一応
日本フェイシャルトリートメント協会理事長と言う肩書きも持ってますので

フェイシャルのお肌の不調の原因はいくつかあります

水分不足・乾燥

皮脂不足・バリア機能の低下

肌体力低下・血行不良

化粧品などが合わない・アレルギー、接触性皮膚炎

内臓不調・栄養の過多、不足
これくらいが主な原因でしょう。
その中で

~

は、あることをすれば比較的簡単に解消できます。
そのあることとは、今日ご紹介する「
自分で出来るセルフマッサージ」です

・
Aromatherapy Basic2のボディケアコース「リラックスクリーム」のレッスンでお教えしているフェイシャルマッサージです

水分や皮脂を角質層にとどめておくことは、皮下の血行に依存します。
皮下の血行が滞りなくスムーズになると、皮脂腺を刺激し皮脂が分泌されます。
そして皮脂が分泌されれば、肌表面の水分の蒸散を防いでくれます。
この3step(血行促進⇒皮脂分泌⇒水分蒸散防止)がきちんとされていれば、ターンオーバーもスムーズになり、肌のバリア機能もアップするし、排泄機能もアップしますので吹き出物も治りやすくなります

じゃぁ、血行促進はどうすればよいか。というと、ボディと同じで使いすぎている筋肉の緊張を解き、使われない筋肉に刺激を入れ、血流がスムーズになるような道筋(血管)を作るということです。
血流が良くなれば、リンパの流れも自ずと良くなります

(リンパ管は血管に添う形で存在し、血流に促されて流れています)
では早速 マッサージを始めましょう

今回はオイルやクリームは使いません。
ですので、強すぎると肌を傷めますので優しく丁寧に行ってくださいね。
<準備>
1、肩をほぐします。顔を触っているとどうしても肩に力が入ってくるので、まずは肩をぐるぐる回して、血行を良くします。余計な力を抜いて、優しく。
2、左の鎖骨を右手で内から外へ擦ります。ゴミを払うような感じ。 反対側の鎖骨も同じように。
3、2と同じくらいの強さで、首を擦ります。下から上方向へ左から右へ少しずつずらしながら進みます。
これだけでも顔が温まってきます

<マッサージ>…それぞれ回数はお好みで

1.顎の先の裏側に両手の親指を当てます。顎の下のくぼみに引っ掛けるように(強くすると苦しいので適当な強さで)置いて、顎を挟むように人差し指を上から当てます。親指と人差し指で顎を挟む形です。

←指の形はこんな感じです。
2.そのまま顎の皮膚を軽くつまみながら筋肉を柔らかくします。
3.皮膚をつまみながら徐々に耳の方へ移動させて、顎全体の筋肉を緩めます。
4.顎関節の辺りにきたら硬くて大きな筋肉に触れます(咬筋)。その筋肉を人差し指と中指と薬指でぐるぐると内側に円を描きながら緩めます。(顎関節症の方は気をつけてください)
5.口の周りの筋肉(口輪筋)の上から犬歯の付け根を中指で探り、イタキモチイイところをさがしてください。人によってやや違いますが、大体小鼻の脇の少し下辺りです。
6.5が見つかったら、そこに中指をじわ~っと押し当てて筋肉の中から緩めるようにします。いきなりぐりぐり押すと、筋肉が緊張してホウレイ線が濃くなるので、柔らかく深くじわ~っと押し当てていくのがコツです。
7.イタキモチイイ感覚がなくなったら、そのまま頬骨に添ってその骨の下に指を入れ込むような感じで、徐々に耳の方に移動していきます。このときもじわ~っと。(ところどころイタキモチイイばしょがありますので、そこは先ほどと同じようにじわ~っと入れながらイタキモチイイがなくなる程度に緩めましょう)
8.耳に到達したら、耳の穴に親指を入れて、人差し指と親指で耳の前側にある突起を引っ張ります。親指に力を入れると上手くできます。
9.耳たぶも上、後ろ、下とそれぞれの方向に引っ張ります。耳たぶの下の付け根を少し強めに挟みます。
10.中指と薬指で眉毛を強く押しながら内から外へ移動します。すぐ下に骨があるので、かなり強くても大丈夫です。
11.目の周り(眼輪筋)を中指と薬指で内側から外回しに優しく撫でます。絶対に力を入れません。力を入れるとたるみの原因になります。
12.両手の中指で鼻を挟み、小鼻の脇から眉間まで擦りあげます。できるだけ鼻に添わせてゆっくりと擦り上げて、眉間でスッと抜くようにします。
13.眉の上の額に両手の親指以外の指先を当て、グッと力を入れます。そのままの力で、頭を下に動かすようにして、指が眉の上から頭頂(頭のてっぺん)まで移動するようにします。手を動かすと圧力が変わるので、当てた手はそのままで頭を動かすことで圧力を変えにくくします。
14.13を何度かしたらそのまま頭皮を掴み、頭皮を動かします。(動かない人は動かすようなつもりで)頭全体の頭皮を動かして、首の後ろに髪をとかすように手を流します。
<おしまい>
1.首をゆっくり左右に回します
2.手を後ろに組んだまま後ろに引っ張り、胸を広げます。
3.肩をぐるぐる回して<準備>の2、のように鎖骨を流します。

このあと、ハーブウォーターなどの水分をお肌に補給して、オイルでコーティングすれば、水分補給と皮脂膜のできあがり。
乾燥の季節は、お肌の血行を良くして健康で美しいお肌をキープしましょう
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