アロマテラピーは、代替療法の1つです。日本では医療として一般的ではありませんが、ヨーロッパではアロマテラピーは医療として利用する国もあります。
そしてその得陰分野は、
病因のはっきりしない複雑な疾患 とされています。
例としては、自己免疫疾患、アレルギー、精神疾患など とあります。
私もそう習ってきたし、そのように授業でも話しています。
でも、「病因」のはっきりしている病気って、実は少ないんじゃないか?と最近思うのです。
例えば、明らかな病因「ウィルス」にしたって、同じウィルスに感染していても
病気として発症する人としない人がいます。
医学的見地から言えば、きっと病因はウィルスです。でも発症要因はウィルスだけではなく、個人の免疫力だったり自己治癒力だったりその後の環境だったり、とあると思うのです。
そう考えると、病気と病因は1対1の関係ではないのです。
たった一つの病因だけを絶ったとしても病気は治らないだろうな~。と思います。
そして、いつも私が楽しみに拝読しているブログ 上田美穂さんの
うつの薬をのむ前に読むブログ~薬剤師が教えるうつを予防する方法~ では、うつとよく似た症状が
貧血で起こる ということがちょくちょく書かれています。
これには、私も共感する部分があるのです。
サロンにお越しになるお客様には「軽いうつ」や「不安症」や「メニエル症候群(私も)」などの精神疾患を自覚されている方が結構いらっしゃいます。
中には薬を服用されている方もいらっしゃいます。
その中の多くの方たちに共通することが、「
貧血気味と言われている」ということなんです

実は私も

そして私も含めてですが、そういった貧血気味と言われている方たちが精神的な不安を訴える時、必要とする精油(好きな香りだ思う精油)が「ローレル」「ローズマリー」「バジル」といった、およそ抗不安作用とは縁遠い(でもないんだけど、一般的に縁遠い)精油なんです。ちなみに私はラヴィンツァラとフェンネル

(
抗うつ、抗不安と言えば花の精油が一般的、その他エステル類とモノテルペンアルコール類のリナロールを多く含む精油が挙げられます)
ではこれらの精油の共通点はというと、
肝臓強壮作用です。
なんでこの精油なんだろう?と、我ながら思っていましたが、もしも貧血が原因ならば、この選択は大いにうなづけるのではないでしょうか。
ただしここからは、アロマテラピーにおける私の個人的な見解で、絶対的な見方でもなければ正解ではないかもしれません

そう思って読んで下さい。
肝臓は、全身の血液を集めては分配するいわゆる中継点です。
その働きが悪いことで、血の巡りが悪いと感じ、それによって自律神経のバランスが崩れたり、あるいは交感神経⇔副交感神経のスイッチングが上手くできなくなったり、免疫力が下がることで病気やストレスから回復しにくかったり…
ということを身体が感じていたら、ますは
肝臓を元気にって本能的に考えるのでしょう。
東洋医学では肝の機能は「疏泄(そせつ)」と「蔵血(ぞうけつ)」と言われています。
疏泄は血流の運行や気の流れをコントロールし、蔵血は血液を貯めたり出したりすると言う働きです。もしも身体がそうだと訴えているのに、症状だけを見て精神的な病気と思い込んでしまうのは、とても危険な気がするのです。
特に先述の上田美穂さんの
うつの薬をのむ前に読むブログ~薬剤師が教えるうつを予防する方法~ を読んでいただくとわかると思いますが、向精神薬やうつの薬って本当に怖いです。
私も以前カウンセラーをしている頃、何人かこういった薬を服用されている方とお話をしたことがありますが、いつもなんとなくぼんやりしていて、色んな感情が抑えられてしまって、そのうちやる気や生きる気力がなくなっていくんです。
医師の診断に口を挟むことは出来ませんので、薬についてこちらから何も言えませんでしたが、明らかに薬の所為だと誰もが思っていたはずです。
※もちろん、全てのうつ症状や不安症などの症状が貧血によって起こるわけではありません。精神的な理由で発症することも当然ありますので、誤解なきようお願いいたします。
全ての病気や不調には原因があります。
同じうつ症状だとしても、精神的な理由から来るもの、貧血から来るもの、また副腎機能の低下から来るもの、甲状腺機能の異常から来るもの、加齢によるホルモンバランスから来るもの。。。様々な理由があるのです。
それをすべて同じ方法で治療することには、やはり疑問が残ります。
病因については、もちろん専門家である医師の診断を仰ぐことは言うまでもありませんが、病気を治すのは自分自身ですから、その診断に疑問があったり、治療法で改善が見られないなら納得いくまで関わることも大事だと思いました。
結局自分の身体を大事に出来るのは、自分以外にいないのです。
医師といっても所詮他人。自分以上に自分の身体や状態をわかる人はいません。
誰かに治してもらおうと思っている間は、治るものも治らないのではないのかもしれません。
もしかしたら私のメニエルも貧血が原因なのかな~。なんて今は思っています。
だから私はレバーや小松菜が好きなのかもしれません。身体は正直です。
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