今日午前中は外出していて、午後イチで経堂のスクールに行き、16時からの仕事でサロンに戻ったら
サロンの中が爽やか~

秋の気配~

なんて思って、ぱっと見たら
クーラーつけっぱなし
しかも、月曜日は定休日だから、日曜日の夜からず~~~っとってこと
ぎょぎょぎょ~
あ、電気ポットも電源入りっぱなし

危ない
日曜の夜バタバタ出ちゃったからな~

猛反省・・・・
しかしやってしまったことは仕方ないので、気分を替えて(自分の失敗にはとても寛大な私

)、今夢中になっている身体の話。
ん、聞きようによっては危うい言葉だわ

何度も出して恐縮ですが、この本。
読めば読むほど

夢中になります
Anatomy Trains: Myofascial Meridians for Manual.../Thomas W. Myers LMT NCTMB ARP Certified Rolfer

¥4,466
Amazon.co.jp
みんな、読んで!読んで! んでもって、勉強会しましょう

こんな写真を勝手に出して(しかも加工して)しまって、かなりイケナイことなんだけど

ぜひ見ていただきたくて。

この女の子、左がトリートメント前、右がトリートメント後。
頭から、①②と番号が降ってありますが、これがこちらの本で言うThe Superficial Back Line(SBL)という筋膜ラインの大事なポイント。
この①と②が必ず対応して凹凸になっていて、全ての②が筋肉のバランスを作っていると書いています。
そして見方のポイントは、足裏の②から見ていくということ。
ちょっとわかりにくいのですが、左の女の子の足裏の②は、ほぼ扁平。
そして、膝下の②は過伸展で反張下腿気味。
そうすると、その②を補完するように、腰の②が大きく反られてしまっています。
(当然足裏の②と首の②もそれに応じて変形していますよね)
簡単に言うと、腰の②と膝下の②を足して2で割ったら丁度いい。って感じです。
必ず人の身体はこういったことが起こります。どこかが大きく動いていたら、必ずそれと合わせて無理をしているところがあるということ。
SBLという筋膜ラインは、身体の後ろ側ですので、その拮抗ラインとしてThe Superficial Front Line(SFL)というのがあり、このバランスで私たちは前後の重心が取れています。
しかしSFLの面白いところは、一枚皮じゃないところなんです!
そもそも、筋膜というのは筋肉を覆うボディスーツのようなもの。
そして私のイメージは、もじもじ君

みたいな全身タイツ。
だから、全身を一枚の皮のようなもので覆われているのだと思っていました。
はい。SBL(背中側)は、一枚でつながっているのです。
でもSFL(腹側)は、腸骨近辺(ASIS)から下が足の筋膜、そして腹直筋から胸鎖乳突筋までが一枚の筋膜。と2枚で構成されています。
これが絶妙だな~、と思ったのです。
というのは、もしも両方とも一枚だったら、どこかが一か所よじれたら全身に影響が出て、あっという間に不調が全身に伝わるはずです。
さっきの女の子だって、あんなにお腹が前に出ていたら、背中はキュウキュウに縮んで背骨が折れちゃうかも!
でも腹側が2枚であることで、力がここで途切れるのです。つまり影響がここでいったん途切れる。
いわゆる「遊び」というやつです。
車のハンドルに遊びがあるように、どんなものもストリクトリーにしてしまうと、一見良さそうでもどこかに無理がきて、全体に負荷がかかりすぎる。ということ。
人間の身体って素敵

そしてASISは、マルチプラグのような役割で、力をどちらにも伝えることができるので、上下左右斜めとまさに縦横無尽の働きをしてくれます。
ですから ここを拠点に身体の柔軟性や機能性が担保されるようです。
って、これは全部この本に書いてあることの受け売りですが、施術をしている方なら、感じていらっしゃることばかり、あるいは知っていることばかりではないかと思います。
でもこれがここまでロジカルに書いてあると、感動します。
この感動を誰かに伝えたくて

そして、The Deep front Lineなんて経絡みたいなルートなので、ディープになれば確かに経絡にぶつかるのかも~

って納得してみたり。
Deep front lineはあるけど、Deep Back Lineはない。という話なんかも、なるほど~~~!って、頭が取れるかと思うくらい うなづいちゃったわよ

書いてたらキリがないので、皆さん読んでください。
私の周りの人たちは、英語版を購入しています。日本語版よりわかりやすいそうです。
英語が苦手という方で英語版購入された方、一緒に勉強しましょう

それくらいの価値はありますから。
- 関連記事
-
スポンサーサイト