ずっと気になりながら、購入しそびれてバクナンバーを注文したところ、本日届きました
Newton (ニュートン) 2011年 08月号 [雑誌]/著者不明

¥1,000
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ワクワクしながら開きましたが、この特集記事に至るまでの記事もめちゃくちゃ面白くて、なかなか本題に到達しなかったのですが

ちなみに、他の記事で面白かったのは
・腸にすむ調整役…体内のエネルギーバランスは、腸内細胞が作る物質に調節されていた。
・地球の自転により時空が曲がることが示された…相対論の正しさを示す新たな証拠
・「廃炉への険しい道のり」とけ落ちた核燃料はどう取りだすのか?立ちはだかる多くの課題とは?
ね。ちょっと読みたくなるでしょう?
でも、もちろんニュートン創刊30周年記念 の総力を挙げた特集
大宇宙―宇の章― 宇宙はどれほど広いのか面白すぎて、何を紹介していいかわからないので、宇宙という言葉の説明から。
宇「空間的な広がり」
宙「時間的な広がり」
を指すのだそうです。ですから、宇の章は 宇宙空間がどれだけ広いかということが、気が遠くなるようなスケールで書かれています。
今発売中のニュートンは、「宙の章」ですから、時間的な広がりについて書かれていると思うのですが、これきっとすご~く難しいと思う

宇宙の話は、空間的な広がりはイメージできるのですが、時間的な広がりを考え始めると、次元が多次元化し過ぎて混乱し始めますよね(って、私だけかな?)
空間的な広がりを考えたとき、当然地球とそれぞれの惑星や銀河との距離を見ていくわけですが、これがすごいスケールです。
地動説にのっとって太陽を中心と考えた場合、太陽と地球の距離は、およそ1光年くらい。
じゃあ1光年って? 光が1年かけて到達する距離のこと。
光って、どんな速さなんだっけ? 光は、1秒間に地球7周半(約30万キロメートル)移動します。
ってことは…1光年
30万×60(秒)×60(分)×24(時間)×365(日) =
9兆5000億キロメートル
全然想像がつかない距離ですが、同じ太陽系の惑星なんて、超近所ですよ。
夜空に小さくさんざめく「すばるM45」と言われる星団は、410光年も離れています。
単純計算で、9兆5000億×410 ってことですけど、
それよりもすごいと思うのは、毎晩空に見えるあの光が
410年かけて到達しているということです。
つまり410年前の光を私たちは毎晩見ているわけです。
410年前…西暦1600年頃、
江戸時代の輝きが21世紀の地球を照らしているんです。
ロマンですね~

「仁~jin」の話だっていきなりリアリティがあるでしょう?
もちろん、こういった惑星や星団にも寿命があり、640光年離れたところにある「ペテルギウス」は、既に末期の膨張期に入ったと言われています。そして最後は大爆発をするのだそうです。
なので、今私たちが観測しているペテルギウスは既に存在しないかもしれませんね

だって、私たちが見ているのは640年前のペテルギウスですから。
そして、消える星があれば生まれる星もあります。わかりにくいですが、写真はオリオン大星雲。

オリオン大星雲(1500光年!)では、新しい星が次々に誕生しています。
淡い色は、新しい星の材料となるガスやちり。そして色が違うのは元素の違いだそうです。
こんな風に46億年前の地球も誕生したのかな?
こうして宇宙の出来事を見ていると、私たちの悩みややっていることがちっぽけに見える。という人がいますが、私は全く逆で、このスケールの中で、こんなにも一生懸命に生きて、悩んで、なんて愛おしいんだろう。と思います。
この生活や人生が、とてもかけがえがなくて、この宇宙に選ばれたことを誇らしく思います。
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