久しぶりのワイン会に行きました。
今回は東北復興支援のチャリティーワイン会ということで、岩手県花巻にある
エーデルワインというワインばかり7種類飲みました

ワイン会と言っても、ワインの蘊蓄(うんちく)を語ったり、なんだかよくわからない表現(失礼

)でワインの味を評価したり という会ではなく…
美味しいワインと、美味しい食事を「
美味しい」と楽しみましょう

という会です。だからいつまでたっても初心者の私も参加できるんです

私は、ワインの会を「
アロマテラピーのブラッシュアップ」という位置づけにしています。
というのは、香りを楽しむにはこれほど良いツールはないのです。しかも美味しい

嗅覚と味覚と脳の関係を理屈抜きに体験できます。興味のある方は、ぜひメッセージください



そしてお料理も、東北産の素材でのフレンチコースです

(びすとろ主催のワイン会ですから、料理は絶品です

)


エーデルワイン星の果樹園 スパークリングワイン
青リンゴのようなさわやかな香りが、コルクを抜いた瞬間に広がります。いわゆるフルーティでアペリティフにはぴったりです。(アミューズは、生ハムメロン)

枝豆のポタージュ 冷製

牛乳、生クリーム、バターなどを一切使っていない、ベジタブル~なポタージュです。絶品(今日イチ

)
ワインは、エーデルワイン五月長根葡萄園2009(白) 酸味が立っていて、スパークリングワインと比べてかなり大人な味ですが、香りはリンゴのような桃のような香りです。
次はエーデルワイン五月長根葡萄園2008(白) 同じワインのヴィンテージ違いです。
多分単体で出されれば、その違いはわかりませんが、このワイン会の面白さは飲み比べができることで、素人の私でも違いがわかります。
皆さんが「石油香」がする。とおっしゃっていました。確かに石油のような香りがしますが、それがフルーティに丸みを作るのが不思議です。
石油香はリースリングというブドウ独特の香りだそうです。でも09にはありませんでした。
熟成期間中に生まれる香りなのでしょう。
主催者の南さんは「美味しいと思えば何でもいいんです」という方ですので、味の評価や好みがいかにも素人でも全然OKです

そしてもう一本 エーデルワイン五月長根葡萄園2007(白)。さらに古いお酒。
古酒!という感じの貫録と重さがありますが、飲み終わった後のキレがサッパリしていて、私はこれが一番好きでした



お料理は、気仙沼のカツオのたたきサラダ仕立て。 カツオの生臭さが無くて、一緒に行ったMOKOさんは「生まれて初めてカツオのたたきを食べました」と、告白してくれました

野菜が軽くマリネしてあって、とっても食べやすかったです。

次のお料理はこちら。とシェフが持ってきてくださった 福島産川俣軍鶏のロースト。
大きいんです!
こちらを取り分けていただき、もも肉とムネ肉と食べましたが、弾力があって味がしっかりしていて美味しかったですよ~。

お肉には赤ワインですね。←これくらいは知ってるのよ


(右)エーデルワインメルロー樽貯蔵2007。チョコレートのような甘い香りで、意外としっかりしていました。
(真ん中)エーデルワイン特別醸造ハヤチネゼーレ メルロー樽熟成2007。
樽貯蔵も美味しいんですよ。でもこれを飲んだ時に、え~~~

って思ったほど美味しかったです。
全てがうま~く整っていて、何かが突出していいたり、何かが変に気になったりということが一切なく、とても美人。という感じでした。 これが一番良いな~

なんて言っていましたが、
(左)エーデルワイン特別醸造ハヤチネゼーレ メルロー樽熟成2006。
さらに古いヴィンテージのワイン。 う!!ちょっとこれは、通好みだわ
なんとも言えない華やかな香りの後ろに、おもた~いブランデーのような香りがいます。
皆さん口々に「これは良いね~」と絶賛されていましたが、私はちょっと苦手

と、思っていたのですが、ワインも精油もそうですが、開封後しばらくしてから香りって変化しますよね。
その変化がこのワインが一番素敵で

しばらく時間が経ってから飲んだ時の美味しいこと! ブドウのタンニンが深い甘みになっていて、香りが落ち着いてきているので、何にでも合う。という感じ。
通の皆さんは、飲んだ瞬間にこの香りの変化の予測がつくのでしょうね


最後は 山形の佐藤錦が乗ったパンナコッタ

最後のワインともバッチリ相性でした。
このワインは相当気に行ってしまいましたので、チャンスがあればお取り寄せしたいと思います

そうそう、ワイン会で毎回お会いする素敵な紳士がいらっしゃるのですが、彼がこんなことをおっしゃってました。
「変に思われるかもしれませんが、ワインも人を選ぶんですよね
美味しい って言ってくれる人には 美味しくなってくれるんですよ

だから、ワインは美味しいって思って飲まないと、開かない(香りが開くと言います)のね」
これって精油でもそう感じることがありませんか?
同じ精油でも持っている人によって香りが変わってきますよね。
保存方法とかではなく、その人が好きな香りは、どんどん良い香りになっている気がします。
やっぱりワイン会は、アロマテラピーだった

と、思ったのでした。
ぜひ一緒にいかがですか?本当に楽しいですよ。
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